炎症性腸疾患について

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炎症性腸疾患とは

炎症性腸疾患には大きく分けて、潰瘍性大腸炎とクローン病があります。

大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症、潰瘍ができ、腹痛・下痢・下血・血便などの症状がでる原因不明の病気です。潰瘍性大腸炎が大腸にしか起こらないのに対し、クローン病は消化管の全ての部位に起こります。両者とも良くなったり(緩解)、悪くなったり(再燃)を繰り返し、長期にわたる治療が必要となります。


◇ 潰瘍性大腸炎・クローン病の治療費について

潰瘍性大腸炎、クローン病は、国から「特定疾患治療研究事業」の対象疾患に指定されていますので、認定されると医療費自己負担分の一部または全額が国や県から助成されます。


・特定疾患

原因不明で、治療方法が確立されていないなど治療が困難で、病状も慢性に経過し経済的にも精神的にも負担が大きく、症例数が少ない疾患を指します。

潰瘍性大腸炎について

◇ 潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎は、肛門直腸から連続性に口方向に向かって進む、粘膜表層の連続性の炎症です。

症状は、下痢・血便・腹痛・発熱・痩せるなどですが、大腸以外に関節、粘膜、皮膚、眼など関節外症状を伴います。現在は、お薬の進歩で軽症例・中症例が増えましたが、逆に重症例はとことん重症であり、また高齢患者様も多く、高額医療費負担と強力な免疫抑制治療での副作用の管理が重要になっています。


◇ 潰瘍性大腸炎の治療

基本的には「薬物療法」「食事療法」などの内科的治療で、症状をコントロールします。

重症、重い合併症が生じた場合などは手術が選択されることもあります。薬物療法は、症状や病変範囲に合わせて、基準薬である5-ASA製剤を中心に、ステロイド剤、免疫調節剤、抗TNF-α製剤、白血球除去療法に加え、2018年から使用可能となったJAK阻害剤やエンタイビオを組み合わせ、なるべくステロイドを使用しない治療を行っています。

クローン病について

◇ クローン病とは

クローン病は、口から肛門までどの臓器にも起こりうる、全層性(粘膜表面から消化管筋肉を撃ちぬいて腹膜や隣の別臓器まで侵される)の炎症性疾患です。
繰り返す腸管の炎症から出血したり、潰瘍が出来て腹痛下痢になったり、その潰瘍が治って腸が狭くなって腹痛や腸閉塞になったりします。潰瘍が深くなると、隣の腸の間に瘻孔を作って食べ物が抜け道を作って肛門に進んでしまうために消化吸収されずに痩せます。


お臍や皮膚、膣、膀胱に外瘻を作って、腸液や便や尿が、本来の場所以外から出てきたりします。炎症を起こした塊がお腹の中に出来て、手術の時に大量の腸や隣接臓器を合併手術して、その後点滴で栄養を取らないと生存が難しくなったりする厄介な病気です。


◇ クローン病の治療

腸管におこっている炎症を抑えて、症状の軽減を図ります。

そして、栄養状態を改善するため、薬物療法(5-ASA製剤、ステロイド剤、免疫調節剤、抗TNF-α製剤等の生物学的製剤)と栄養療法を組み合わせたコンビネーション療法が中心になります。当院では消化管の炎症を早期に抑え機能障害を起こさない様に早期に生物学的製剤投与を行っています。

当院では、炎症性腸疾患に対して副作用が問題となるステロイド剤をなるべく使用しないで健康な状態を維持する治療を心掛けており、免疫調節剤や生物学的製剤の投与を積極的に行っています。